エンジニア4年目、なぜか仕事ができなくなったと感じる理由

エンジニア4年目だけど仕事ができない PL

エンジニア4年目になり、「以前より仕事ができなくなった」と感じている方はいませんか?

私もまさにエンジニア4年目で同じ感覚に陥りました。しかし、その違和感を言語化し分析することで、「仕事ができない」という感覚が、実は成長したからこそ生まれるものだと理解できました。結果として、モチベーションを立て直すことができたのです。

この記事では、以下のような方を対象に、モチベーション低下の原因と対策について考えていきます。

  • エンジニアで「仕事ができない」と感じる方
  • エンジニアで「仕事ができなくなった」と感じる方
  • エンジニアで将来ぶつかるかもしれない壁を把握したい方

もちろん、私の感じた「仕事ができない」という感覚が読者と完全に一致するとは限りません。しかし、モチベーション低下の一つの原因と解決策として役立つかもしれないので、最後まで目を通していただけると嬉しいです。

「仕事ができない」という感覚の変化

仕事ができないと感じたのは1年目や2年目にもありませんでしたか? 私もそうでした。
しかし、改めて言語化してみると、「仕事ができない」という感覚には年次によって異なる要因があることが分かりました。

年次「仕事ができない」の内容
1年目自分が寝坊を繰り返していた
2年目自分の成長を実感できない
3年目絶好調なので無し
4年目プロジェクトの進行が上手くいかない

こうして整理すると、「仕事ができない」といっても、そのスコープが変化していることが分かります。

1〜3年目は 「自分」にスコープが当たっている のに対し、4年目では 「プロジェクト」にスコープが当たっている のです。

スコープの変化はポジションの変化によるもの

なぜスコープが変わるのでしょうか?

私の場合、3年目からPM/PL(プロジェクトマネージャー/プロジェクトリーダー)を兼務するようになりました。そして4年目になり、プロジェクトの難易度が上がるにつれて、PM/PLの比重が大きくなっていきました。

つまり、「仕事ができない」と感じる対象が、

  • 1〜2年目:自分の行動やスキルの未熟さ
  • 4年目:プロジェクトの進行やチームの問題

に変化していたのです。

年次役割「仕事ができない」の内容
1年目開発者自分が寝坊を繰り返していた
2年目開発者自分の成長を実感できない
3年目開発者・PM/PL絶好調なので無し
4年目開発者・PM/PLプロジェクトの進行が上手くいかない

役割が変化したことにより、気づかぬうちに「仕事ができない」と感じる対象が変わっていたのです。そして、その変化に気づかないままだと、1〜2年目の頃と同じように「仕事ができない」と落ち込んでしまいます。

モチベーション低下の改善策

「仕事ができない」の正体を言語化する

まず、自分が感じている「仕事ができない」の正体を言語化しましょう。

  • 自分のスキル不足が原因なのか?
  • 役割が変わったことによるものなのか?
  • チームやプロジェクト全体の課題なのか?

これを整理するだけでも、「自分が無能になったわけではない」と実感でき、モチベーションの低下を防ぐことができます。

自分が抱えている問題を言語化することは非常に重要です。具体的な悩みや課題を明確にすることで、解決策を見つけやすくなり、モチベーションの低下を防ぐことができます。このスキルを高めるために、「これで伝わる!エンジニアが言語化力を磨くためのステップ」を参考にしてみてください。自身の状況を整理し、周囲に分かりやすく伝えることで、より効率的に問題を解決できるはずです。

2. スコープが変化していることを自覚する

「今の自分は、1〜2年目とは違う悩みを抱えている」と認識するだけで、精神的な負担は大きく軽減されます。

特に PM/PL業務の負担が増えた場合、「仕事ができない」と感じるのは自然なこと です。
なぜなら、PM/PLの仕事は本来「みんなできること」ではないからです。

「できない」のではなく、「まだ経験が少ない」だけ。
そう考えるだけで、気持ちが楽になります。

3. 経験者と悩みを共有する

PM/PLの悩みは、開発だけを担当していた頃とは異なります。
周囲にPM/PL経験者がいるなら、彼らの考え方や乗り越え方を聞いてみるのも有効です。

  • 「プロジェクトの進行がうまくいかないとき、どう対応しているか?」
  • 「PM/PLを経験してみて、一番難しかったことは?」

こうした話を聞くだけでも、「自分だけが悩んでいるわけではない」と実感できます。

まとめ

エンジニア4年目で「仕事ができない」と感じるのは、決してスキルが落ちたわけではなく、 スコープの変化によるもの です。

1〜3年目は 「自分」に焦点を当てていた のに対し、4年目では 「プロジェクト」に焦点が当たるようになった ため、違う種類の「仕事ができない」という感覚を覚えてしまうのです。

しかし、これは 成長しているからこそ生じる悩み でもあります。

「仕事ができない」と感じたときは、

  • 悩みのスコープを明確にする
  • 「まだ経験が少ないだけ」と自覚する
  • 経験者と話し、悩みを共有する

といった対策を取ることで、モチベーションを維持しながら成長を続けられるでしょう。

同じような悩みを抱えている方の参考になれば幸いです!

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