ガントチャートが分かりづらい?〇〇を併用で全体像を明確に!

ガントチャート+αでわかりやす PM

はじめに

プロジェクトマネージャー(PM)としてプロジェクトを進行する中で、スケジュール管理は欠かせない要素です。私はPMとしてスケジュールを用意する機会が増え、その重要性を実感しています。しかし、単にガントチャートを作成して共有するだけでは不十分な場合もあることに気づきました。本記事では、その経験を通じて得た気づきと、ロードマップを併用することの重要性についてお伝えします。

ガントチャートとは
https://www.jooto.com/contents/what-is-ganttchart

ロードマップとは
https://www.stock-app.info/media/roadmap-milestone

スケジュール作成の目的

PMとしてスケジュールを作成する目的は、単に自分がプロジェクトの進行状況を把握するためだけではありません。作業者にとっても「今やっている作業の次は何か」「全体の中で自分の作業がどこに位置しているのか」を理解できることが重要です。この認識を共有することで、チーム全体が同じゴールに向かって効率的に動けるようになります。

ガントチャートの活用

私の勤めている会社では、スケジュール共有の際によくガントチャートを使用します。これまでに2つのプロジェクトでガントチャートを作成し、それを基にプロジェクトの全体像やスケジュール感をチームに伝えてきました。この方法は短期間のプロジェクトやタスクが明確に分かれている場合には有効で、作業の流れや依存関係が一目でわかる利点があります。

長期プロジェクトでの課題

しかし、3つ目のプロジェクトでは新たな課題が浮き彫りになりました。このプロジェクトは約1年にわたる長期案件で、従来通りガントチャートを作成して共有しました。しかし、チームや上長から「全体像が把握しづらい」というフィードバックを受けました。

ガントチャートは詳細なタスク管理には向いていますが、期間が長くなると情報量が多くなり、逆に全体像が見えにくくなることがあります。特に、上長や非エンジニアのステークホルダーにとっては、細かすぎる情報は理解の妨げになることもあります。

ロードマップの導入

そこで、チームからの要望を受けてロードマップを作成しました。ロードマップは大きなマイルストーンや主要なフェーズにフォーカスし、プロジェクト全体の流れを俯瞰できる資料です。このロードマップを共有したところ、上長や作業者から「全体像が把握しやすい」と好評でした。

私自身も作成してみて、ロードマップの有用性を実感しました。特に長期プロジェクトでは、ガントチャートだけでなくロードマップを併用することで、全体感と詳細の両方をバランスよく共有できることがわかりました。

どんな時にロードマップが必要か?

プロジェクトの長さや複雑さに応じて、ガントチャートだけでは不十分な場合があります。長さや複雑さの定義は人それぞれですが、以下のような場合にはロードマップの併用を検討することをお勧めします。

  • プロジェクト期間が半年以上に及ぶ場合
  • 多くのステークホルダーが関与している場合
  • 上長や非エンジニアの理解を得る必要がある場合
  • 複数の大きなフェーズやマイルストーンが存在する場合

また、ガントチャートを作成した段階で「全体像がわかりづらい」と感じた場合や、チームメンバーからそのようなフィードバックがあった場合は、迷わずロードマップを用意しましょう。

まとめ

スケジュールをチームや関係者に共有する際、ガントチャートは有用なツールですが、プロジェクトの規模や期間によってはそれだけでは不十分なことがあります。特に長期プロジェクトでは、全体感を伝えるためにロードマップの併用が効果的です。

今回の経験を通じて、プロジェクトの特性に応じた適切なツール選びの重要性を学びました。皆さんもスケジュールを共有する際には、「この資料で全体像が伝わるか?」という視点を持ち、必要に応じてロードマップを活用してみてください。

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